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はじめに|保育士にとって人間関係が最重要な理由

新人保育士さんの声
「職員同士がギスギスしてて話しかけづらい…」
「園長が怖くて毎日ピリピリしている…」
保育士にとって、職場の人間関係は働きやすさを大きく左右する重要な要素です。
私たち「ほいくぺあ」夫婦も、それぞれ人間関係で苦労した経験があります。
この記事を書いた人
🙋♂️ 夫(現役男性保育士)

🙋♀️ 妻(元保育士・現在は子育て中)

ほいくぺあ夫婦より
私たちは男女それぞれの視点から、様々な園での人間関係を経験してきました。辛い思いをした過去があるからこそ、同じ悩みを持つ保育士さんの力になりたいと思っています。
この記事でわかること
✅ 人間関係の良い園に共通する特徴(夫婦の体験談付き)
✅ 園見学で見るべき具体的なポイント(男女両方の視点から)
✅ 面接で聞くべき質問例(聞きづらい質問の対処法も)
✅ 転職で失敗しないための具体的なアドバイス
保育士が感じやすい”人間関係の壁”
🤦♂️ 夫が経験した人間関係の問題
私が6回の転職で実際に経験した問題:
- 男性が少数派で浮きやすい
→ 女性中心の職場で話題についていけない - 先輩女性保育士との距離感
→ どこまで話していいかわからない - 「男性だから」という理由で理不尽に扱われる
→ 力仕事ばかり押し付けられる

夫の体験談
新人の頃、職場の人間関係が本当に大変でした。最初に働いた園では、先輩からの指示はいつも強い口調で、普通に会話することもできない状況…毎朝「今日は何も言われませんように」と祈りながら出勤していました。
🤦♀️ 妻が経験した人間関係の問題
私が私立園で経験した問題:
- ワンマン園長先生からのいじめ
→意見を言うと「生意気だ」と言われる ☆ - 妊娠・出産への理解がない雰囲気
→ 「迷惑」という空気を感じる職場環境

妻の体験談
私立園では「見て覚えて」が基本方針で、質問すると「忙しいから後で」と言われるばかり。
共通する原因
私たち夫婦の失敗の共通点:転職サイトを使わず、園見学だけで判断していたため、職場の人間関係の実態を事前に知ることができませんでした。
人間関係の良い園に共通する5つの特徴
私たち夫婦が転職経験を通じて発見した「働きやすい園」の共通点:
1. 園長・主任の人柄と保育観がしっかりしている
「園の雰囲気は、結局はトップ次第」
これは私たち夫婦が強く実感したことです。
夫の体験比較
ブラック園時代:園長が感情的で、職員への指示も威圧的
現在のホワイト園:園長が穏やかで、職員の相談に親身に対応

夫より
今の園の園長先生は「残業はなるべくしないように」と常に声をかけてくれます。現場をしっかり見てくれる園長先生がいると、本当に働きやすいです。
妻の体験比較
私立園時代:園長がワンマンで「私の言うことは絶対」という雰囲気
公立園時代:園長が職員の意見を聞き、働きやすい環境づくりに努力
2. 新人保育士へのサポート体制が整っている
良い園の特徴:
- 新人一人ひとりに指導担当がつく
- 「わからないことは何でも聞いて」という雰囲気がある
- 失敗を責めず、一緒に解決策を考えてくれる

公立園では新人に専属の先輩がついてくれて、ちょっとしたことでも気にかけてくれました。「質問しやすい環境」があるかどうかは、本当に重要です。
3. 離職率が低く、職員の年齢バランスが良い
理想的な園の特徴:
- 若手からベテランまでバランスよく在籍
- 毎年のように求人が出ていない
- 職員同士の仲が自然に良い

今の園は5年間で退職者がゼロ。前の園では毎年誰かが辞めていたので、この違いは本当に大きいです
4. 男性保育士・女性保育士両方が働きやすい環境
男性保育士への配慮:
- 更衣室など設備面での配慮
- 力仕事の偏りがない
- 自然に職員と会話できている
女性保育士への配慮:
- 妊娠・出産への理解
- 子育て中の時短勤務への配慮
- 急な休みへの理解
5. 子どもたちがのびのびと過ごしている
観察ポイント:
- 子どもたちが保育士を怖がっていない
- 怒鳴り声や威圧的な声が聞こえない
- 子どもたちの表情が明るい

子どもがのびのび過ごしている園は、職員にも余裕がある証拠です。
園見学・面接で”人間関係の良さ”を見抜くコツ
👀 見学中にチェックすべきポイント
① 職員の表情と雰囲気
- 挨拶をきちんとしてくれるか
- 職員同士の会話に余裕があるか
- 笑顔が自然か、作り笑顔ではないか
- 忙しそうでもピリピリしていないか
② 男性保育士・女性保育士の様子
- 男性保育士:自然に溶け込んでいるか、孤立していないか
- 子育て中の女性保育士:時短勤務の方が働きやすそうか
③ 園長・主任との会話
必ず聞きたい質問:
- 「園長先生の保育観を教えてください」
- 「職員が働きやすい環境づくりで工夫していることは?」
- 「新人保育士へのサポート体制はどうなっていますか?」
💬 面接で聞くべき質問(聞きづらい質問の対処法)
基本的な質問
- 「職員の離職率はどのくらいですか?」
- 「前任の保育士さんはなぜ辞められたのですか?」
- 「男性保育士は現在何名いらっしゃいますか?」
- 「子育て中の職員への配慮はありますか?」
💡 聞きづらい質問の対処法
「前の園で○○が大変だったので、確認させてください」と前置きすると、自然に質問できます。

「なぜ前の保育士さんは辞められたのですか?」という質問はとても重要ですが、直接聞きづらいですよね。私も実際には聞けませんでした。転職エージェントを利用すれば、こういった質問も代わりに確認してもらえます。
私たちが転職で学んだ”限界”と”解決策”
一人での転職活動の限界
私たち夫婦が痛感した限界:
- 園の人間関係の実態を事前に知ることができない
- 聞きづらい質問(離職率、退職理由等)ができない
- 園長の本当の人柄や保育観が分からない
- 表面的な見学だけでは職場の本質が見えない
転職エージェントを活用するメリット
もし私たちが最初から使っていたら得られた情報:
✅ 過去の退職者の退職理由
✅ 園長や主任の人柄に関する評判
✅ 男性保育士・女性保育士の実際の働きやすさ
✅ 人間関係のトラブル履歴
✅ 子育て中の職員への実際の配慮状況

6回の転職を繰り返した最大の原因は「転職サイトを使わなかった」ことでした。一人では限界がありますし、聞きづらい質問も代わりにしてもらえます。

特に女性保育士にとって、妊娠・出産・子育てへの理解について直接面接では聞きづらいもの。プロに代わりに確認してもらうことで、安心して転職活動ができます。
まとめ|人間関係の良い園は”空気感”で分かる
🌟 人間関係の良い園を見抜くポイント
- 園長・主任の人柄と保育観
- 職員の自然な笑顔と余裕
- 新人や男性保育士への配慮
- 子育て中の職員への理解
- 「この園なら相談できそう」という直感
💪 次のアクションプラン
今すぐやるべきこと:
✅ 転職エージェントの無料相談を受ける
✅ 園の人間関係について詳しく確認してもらう
✅ 男性・女性それぞれの働きやすさを事前に調べてもらう
✅ プロのアドバイスを受けながら園選びをする
私たち夫婦からのメッセージ

私のように6回も転職を繰り返す必要はありません。男性保育士でも居心地よく働ける園は必ずあります。

女性保育士として、また母親として、子育てに理解のある職場で働くことの大切さを実感しています。理想の園は必ず見つかります。
一人で悩まず、プロのサポートを受けながら、じっくりと園選びをしていきましょう!
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「ほいくぺあ」では、保育士夫婦の実体験を基に、保育士として充実したキャリアを築くための情報を発信しています。


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