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👫この記事を書いた「ほいくぺあ」夫婦

夫(けい)
現役保育士・転職6回・現在年収540万円
・保育士歴9年、5つの保育園で勤務経験
・現在は残業月3時間以下、有給年15日取得の働きやすい園で勤務
・年収350万円→540万円にアップした転職ノウハウを発信
妻(かな)
元保育士・保育士ママ・3歳女児の母
・保育士歴10年の豊富な経験があります。
私立保育園:7年間勤務・公立保育園:3年間勤務
・現在は専業主婦として3歳の娘を育てながら、保育の知識を活かした子育てを実践中です。
・保育士目線と保護者目線の両方から子育て情報を発信
📋この記事でわかること
- 人間関係が良好な園を見極める方法
- 給料が高く、子育て世帯にも優しい保育園を見つけるポイント
- 残業が少なく、家庭との両立ができる園の見分け方
- 保育士夫婦だからこそ分かる、本当に働きやすい園の特徴
😰なぜ”園選び”で失敗するのか?
こんにちは!「ほいくぺあ」の夫婦です。
保育士として働く上で「職場選び」は本当に重要ですよね。でも、なぜ多くの保育士さんが園選びで失敗してしまうのでしょうか?
👨夫(けい)の体験
私はこれまで私立保育園5園を経験し、そのうち3園がいわゆるブラック保育園でした。
- 人間関係がギスギス
- サービス残業が当たり前
- 処遇改善手当なし
そんな環境で働いた結果、心身ともに疲れ切り、味覚障害を発症したこともあります。
👩妻(かな)の体験
私も私立保育園でブラック環境を経験しました。
- 新人指導が放置状態
- 有給が取れず、体調不良でも出勤を強要
- 妊娠・出産への理解がない職場環境
特に女性保育士にとって、子育てへの理解がない園は本当に辛いものです。
一方、公立保育園では病気休暇、育児休業・産休など制度がしっかりと整備されていました。
私たち夫婦が共通して感じること:
これらの失敗の多くは、「事前の情報収集不足」が原因でした。園見学だけでは分からない内部情報、職場の本当の雰囲気、働いている職員のリアルな声を知る手段がなかったのです。
だからこそ、「転職で失敗したくない」「子育てしながらでも働きやすい園を見つけたい」と思うすべての保育士さんへ、私たち夫婦の経験から学んだ”園選びのコツ”をお伝えします。
🤝人間関係が良好な園を見極める5つのポイント
「また人間関係で失敗したらどうしよう…」そう感じている保育士さんは少なくないはずです。
私たち夫婦の経験から、人間関係の良い園を見抜く方法をご紹介します。
1. 園長の人柄と保育観をしっかり確認
👨夫の視点
園長先生の人柄や保育観は、職場の空気そのものに直結します。現在の園の園長先生はいつも温和で、「残業はなるべくしないように」「家族との時間も大切にして」と声をかけてくれます。
👩妻の視点
私立保育園で働いていた時の園長先生は、ワンマンで「私の言うことは絶対!」という感じでした。職員もいつも園長先生の顔色をうかがって働いている状況でした…。
見学や面接時の質問例:
・「園長先生の保育観を教えてください」
・「働きやすい環境づくりで工夫していることは?」
・「子育て中の職員への配慮はありますか?」
注意:これらの質問に具体的に答えられない園長先生は要注意です。
👩妻の視点:
🤱 子育て中の保育士への配慮について
子育てしながら保育園で働くためには、子育て中の職員への配慮がとても重要になってきます。
しかし、直接面接では聞きづらいこともありますよね。そんな時は転職エージェントを利用して代わりに聞いてもらうことをおすすめします。
いざ就職してから子育て中の職員に配慮がない園だと、長くは続きません…。
2. 新人保育士へのサポート体制
人間関係の良い園は、新人の不安に寄り添う雰囲気があります。
✅ 指導担当の先生がついて、丁寧に教えてくれる
✅ 「わからないことがあれば聞いてね」という空気がある
✅ 定期的な面談やフォローアップがある
👨夫(けい)の経験:今の園では、「○○先生、何かわからないことない?」とよく声をかけてもらえました。その一言が本当にありがたく、安心して働けるきっかけになりました。
3. 離職率の低さ(長く勤めている職員が多い)
離職率が低い園は、それだけ人間関係や働き方が安定している証拠です。
チェックポイント:
□ 若手~ベテランがバランスよく在籍している
□ 毎年のように求人が出ていない
□ 産休・育休取得実績がある
□ 復帰後も長く働いている職員がいる
4. 保育士の動きや空気感
園見学では、職員の様子にも注目してみてください。
✅ 職員がバタバタしていないか?
✅ 園内にピリピリした空気がないか?
✅ 職員同士が自然に会話している?
✅ 落ち着いた雰囲気かどうか?
😰直感も大切:「なんとなく合わなそう…」と感じる直感は、意外と当たります。
5. 子どもへの声かけが優しいか?
子どもたちに対する声かけも、人間関係を映す鏡です。
👨夫の視点
職員に余裕がないと、ついイライラした態度が出てしまうもの。子どもへの関わり方を見ることで、職場の空気も見えてきます。
👩妻の視点
今、3歳の娘を育てる母として思うのは、保育士さんの穏やかな声かけがどれほど子どもの心に響くかということ。余裕のある園の先生たちは、本当に優しい声で子どもたちと関わっています。
💰給料が高く、子育て世帯にも優しい保育園を選ぶポイント
保育士として長く働き、家族を支えるには、待遇面の安定がカギになります。特に子育て中の保育士にとっては、給料だけでなく各種手当や制度も重要です。
1. 基本給の高さとボーナス支給実績
重要:ボーナスは「基本給 × ○ヶ月分」で決まるため、基本給の金額は非常に重要!手当が充実していても、基本給が低いと賞与も少なくなってしまいます。
面接で確認すべきポイント:
・基本給はいくらですか?
・ボーナスは年間何ヶ月分ですか?
・昨年度の実績はどうでしたか?
・経験年数は給与に反映されますか?
2. 処遇改善手当の支給状況
保育士の待遇改善のために国から補助金が出ていますが、園の裁量で配分されるため、実際には「支給なし」というケースもあります。
👨夫の実体験
前の園では処遇改善手当の説明すらなく、調整手当に含まれているという曖昧な説明でした。でも今の園では、給料明細にしっかり記載されて毎月もらえています。年間で50万円以上の差がありました。
👩妻の視点
処遇改善手当Ⅱを受け取るには、キャリアアップ研修の受講が必須です。子育て中でも研修に参加できるよう配慮してくれる園かどうかも重要なポイントです。
【実例】 夫が働いている園では、パートさんでも保育歴7年以上の保育士はキャリアアップ研修に参加でき、毎月給料にプラス4万円支給されています。
「子育てしていて正職は無理だけど…」という方は、パートでも処遇改善手当の有無を確認することをおすすめします!
3. 家賃補助・住宅手当制度
保育士が使える家賃補助は主に以下の3つです:
制度名 | 支給額目安 | 特徴 |
---|---|---|
園からの住宅手当 | 1〜3万円 | 園の規定による |
園が運営する寮・社宅 | 2〜5万円 | 設備や立地による |
借り上げ社宅制度 | 最大8万2千円 | 国の「保育士宿舎借り上げ支援事業」 |
【成功例】 夫は6万円の家賃が全額補助された園で実質収入が大幅アップしました!年間72万円の節約効果は家計に大きく影響します。
【注意点】 途中から制度が変わり、保育園がある市または、隣接している市のみ借り上げ住宅制度が利用できることになりました。隣接していない我が家は家賃補助が6万円→2万円に減額されてしまいました。
借り上げ社宅制度は条件が決められていたり、現在は利用期間が7年と決められています。また、制度改定もある可能性があるので、借り上げ社宅制度を利用したいと考えている方は、しっかり園に確認することをおすすめします。
4. 子育て支援制度の充実度
子育て中の保育士にとって、以下の制度が整っている園は非常に働きやすいです:
✅ 時短勤務制度
✅ 自園への子ども預かり制度
✅ 看護休暇(子どもの病気時)
✅ 育児休業の取得実績
✅ 復帰後のフォロー体制
⏰残業が少なく、家庭との両立ができる園の見分け方
「定時で帰れるかどうか」は、家庭との両立を考える保育士にとって最重要ポイントです。
1. 17時以降の園内の様子をチェック
多くの園では16:30〜17:00ごろから時間外保育に切り替わり、子どもたちは合同保育になります。そのため、基本的に全てのクラスの電気がついていることはありません。
園見学のコツ:残業の有無を実際の目で見て確認したい方は、「16:30頃」に園見学の時間を希望することをおすすめします。
17時以降も職員がどのように過ごしているかをチェックすることで、その園の残業状況が見えてきます。
👨ホワイト園の特徴
シフトが終われば「お疲れさまでした」と声をかけてすぐに退勤準備をするのが当たり前。
👩ブラック園の特徴
なかなか保育室から出られなかったり、職員室で書類に追われていたり、子どもがいない部屋で制作作業をしている姿が見られます。
2. 行事の規模と準備の実態
年間行事表をチェックし、可能であれば運動会や発表会などの行事を見学させてもらいましょう。
チェックポイント:「作り物や衣装に過度なこだわりがないか」という点。保育園では基本的に午睡中しか製作の時間が取れないため、あまりに華やかすぎる場合は、残業や持ち帰り作業が多い可能性があります。
3. ICTシステムの導入状況
パソコン・アプリ導入がされていれば、業務効率は格段に違います!
👨ICT導入園(ホワイト園)
連絡帳がアプリで管理されているので、入力もスムーズ。午睡中の時間を有効に使えるようになり、書類や行事の準備まで園内で終わらせられるように。おかげで残業は激減しました。
👩手書き(ブラック園)
手書きで連絡帳を書いていた頃は、午睡中の時間がほぼ連絡帳だけで終わってしまい、書類や行事の準備まで手が回らず…毎日残業が当たり前でした。
4. 勤務時間管理の方法
タイムカードで勤務時間を管理している園は、労働環境への意識が高い傾向があります。
管理方法 | 特徴 | 残業代支給 |
---|---|---|
タイムカード | 正確な勤務時間記録 | ○ |
出勤簿(印鑑のみ) | 記録が曖昧 | △ |
自己申告制 | サービス残業になりがち | × |
📋働きやすい園を見分けるチェックリスト
人間関係について:
チェクリスト
□ 園長の人柄がよく、保育観を語れる
□ 新人保育士へのフォロー体制がある
□ 長く勤めている職員が多い(離職率が低い)
□ 職員の動きに余裕があり、落ち着いた空気がある
□ 子どもへの声かけが穏やかで優しい
給料・待遇について:
チェックリスト
□ 処遇改善手当が支給されている
□ 基本給が明確で、経験年数が考慮される
□ 賞与支給実績が確認できる(年間○ヶ月分)
□ 家賃補助・住宅手当がある
□ 子育て支援制度が充実している
労働環境について:
チェックリスト
□ 定時で帰れている職員が多い
□ 行事の数・規模が適度
□ ICTシステムが導入されている
□ 勤務時間の管理はタイムカード
□ 有給取得率が高い
🤝迷ったらプロのサポートを活用しよう
私たち夫婦の経験から、心からお伝えしたいことがあります。
👨夫からのメッセージ
自力で6回も転職を繰り返してきた私から言えるのは、「転職サイトを使わなかったことを、今では心から後悔している」ということです。一人では「ブラック園の見分け方」に限界があります。
👩妻からのメッセージ
特に子育て中の保育士にとって、転職は人生を左右する大きな決断です。家族のことを考えると、絶対に失敗したくないですよね。プロのサポートがあれば、安心して転職活動ができます。
転職エージェントを使えば、以下の情報が事前にわかります:
・人間関係の実態(離職理由、職場の雰囲気)
・園長の人柄(実際に会った担当者の印象)
・残業や手当の実情(求人票には書かれない真実)
・子育て中の職員の働きやすさ(復帰実績など)
・男性保育士・女性保育士それぞれの働きやすさ
🌸まとめ|あなたの「転職の軸」を明確に
園選びで見るべきポイントは人によって違います。
- 🤝人間関係を最優先したい
- 💰家族のために収入を上げたい
- ⏰残業ゼロで家庭と両立したい
- 👶子育てに理解のある園で働きたい
まずは自分が何を一番大事にしたいかを明確にして、この記事のチェックリストを活用してみてください。
💝「ほいくぺあ」夫婦からの願い
私たちは、保育士として働くすべての方が「この園を選んで本当によかった」と心から思える職場に出会えることを願っています。
子育てをしながらでも、家族を支えながらでも、安心して働ける保育園は必ずあります。
あなたの次の転職が、人生をより豊かにする素晴らしい選択になりますように。応援しています!
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同じように園選びで悩んでいる保育士さんにも届けたいと思います。🌸✨
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