わが家は、娘が3歳のときに車を手放し、車なし生活を始めました。
駅まで徒歩約25分、バス停までも徒歩約10分。決して車なし生活に便利とはいえない環境で、子育てをしながら1年間暮らしてみました。
車を手放す前に気になっていたのが、「車がなくなると、交通費はどのくらいかかるんだろう?」 ということです。
車がなければ、電車やバスを利用する機会が増えます。子どもとのお出かけでは、タクシーやレンタカーが必要になることもあります。
そこで今回は、車を手放してから1年間に、わが家が実際に使った交通費を計算してみました。
結論からいうと、車なし生活1年間の交通費は100,069円。月平均では約8,339円でした。
この記事では、年間の交通費の内訳に加えて、タクシーやレンタカーを使った場面、月ごとの交通費、車を所有していた頃の維持費との違いも紹介します。
「子育て中に車を手放しても大丈夫?」「車なし生活は本当に節約になる?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
わが家の車なし生活について
娘が3歳のときに車を手放した理由

わが家が車を手放したのは、娘が3歳のときです。
それまで乗っていたのは、トヨタのルーミーでした。
車を手放そうと考えたきっかけは、維持費を見直したことです。
車検や自動車税、保険、ガソリン代、駐車場代など、車を所有しているだけでも年間でまとまったお金がかかります。
「車にかかるお金を、もっと家族のお出かけや旅行に使えないかな?」
そう考えるようになり、夫婦で半年ほど悩んだ末に車を手放すことにしました。
実際に利用した車査定サービスや、77万円で売却するまでの経緯は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
車なし生活をしているわが家の交通環境

わが家は、決して車なし生活に便利な場所に住んでいるわけではありません。
駅までは徒歩約25分。バス停までは徒歩約10分ですが、バスは1時間に1本程度です。
自宅周辺には坂道も多く、スーパーや小児科へも徒歩で約20分かかります。
| 項目 | わが家の環境 |
|---|---|
| 地域 | 神奈川県湘南エリア |
| 最寄り駅 | 徒歩約25分 |
| バス停 | 徒歩約10分 |
| バスの本数 | 1時間に1本程度 |
| スーパー | 徒歩約20分 |
| 小児科 | 徒歩約20分 |
| 幼稚園 | 幼稚園バスを利用 |
| 坂道 | 多い |
このような環境なので、車を手放した後は子ども乗せ電動自転車を購入しました。
普段の買い物や近場への移動には電動自転車を使い、遠出のお出かけには電車やバスを利用しています。
また、荷物が多い日や体調不良のときなど、公共交通機関では移動しにくい場面ではタクシーやレンタカーも活用しています。
車なし生活といっても、すべての移動を徒歩や電車だけで済ませているわけではありません。
では、実際に1年間でどのくらい交通費がかかったのでしょうか。
【結論】車なし生活1年間の交通費は100,069円
車を手放してから1年間に、わが家が使った交通費は次のとおりです。
| 交通手段 | 1年間の費用 |
|---|---|
| 電車・バス | 74,929円 |
| タクシー | 15,000円 |
| レンタカー | 8,140円 |
| 駅の自転車置き場代 | 2,000円 |
| 合計 | 100,069円 |
1年間の交通費は、合計100,069円でした。

最も多かったのは電車・バス代で、家族のお出かけや旅行などに利用しています。
タクシーは年間12回、レンタカーは年間2回。必要な場面に絞って利用しました。
今回の交通費に含めていないもの
・車を所有していた頃から利用していた新幹線での遠方への帰省費用
・夫の通勤定期代(車を所有していた頃から電車通勤)
・電動自転車の購入費・維持費
車なし生活の交通費は月平均約8,339円
年間交通費100,069円を12か月で割ると、月平均は約8,339円でした。
100,069円 ÷ 12か月 = 約8,339円
もちろん、毎月同じ金額がかかったわけではありません。
旅行や遠出が重なった月は交通費が増え、近場で過ごした月は少なくなりました。
ちなみに、車を所有していた頃の年間維持費は約273,325円でした。
今回の交通費と比較すると、年間で約17.3万円の差があります。
それぞれの交通手段にどのくらいお金を使ったのか、詳しく紹介していきます。
電車・バス代|1年間で74,929円
車を手放してから1年間に、電車・バスに使った費用は74,929円でした。

わが家では、主に次のような場面で電車やバスを利用しています。
- 娘と科学館や博物館へお出かけするとき
- 横浜や東京方面へ遊びに行くとき
- 家族で遠出するとき
- 電車を使った旅行をするとき
- 荷物が多く、電動自転車を使いにくいとき
近場は電動自転車、遠出は電車・バス
車を手放す前は、駅まで行くためにバスを利用する機会が増えると思っていました。
ところが、車を手放したタイミングで電動自転車を購入したため、バスの利用は思っていたほど増えませんでした。
普段は電動自転車で移動することが多く、駅までバスを利用するのは、主に旅行などで荷物が多いときです。
わが家の場合、近場は電動自転車、遠出は電車・バスという使い分けが、車なし生活を続けるうえで役立っています。
車がなくなったからといって、すべての移動を公共交通機関に置き換える必要はありませんでした。
タクシー代|1年間で15,000円
車なし生活1年間で、タクシーに使った費用は15,000円でした。
利用回数は、全部で12回です。
車なし生活でタクシーを利用した場面
| 月 | 金額 | 利用した場面 |
|---|---|---|
| 1月 | 900円 | 旅行の帰りに駅から自宅まで |
| 5月 | 1,000円 | 旅行の帰りに駅から自宅まで |
| 8月 | 2,700円 | 旅行の行き帰り |
| 9月 | 5,200円 | 旅行の行き帰り・旅行中・夫の通院 |
| 11月 | 3,900円 | 娘の七五三での移動 |
| 12月 | 1,300円 | 娘の発表会・雨の日の移動 |
| 合計 | 15,000円 | 年間12回 |
旅行の行きは、バスを利用できる場合はできるだけバスを使っていました。
一方、旅行の帰りは荷物が増えていたり、娘が疲れていたりするため、駅から自宅までタクシーを利用することが多かったです。
また、夫が体調を崩して病院へ行くときにもタクシーを利用しました。
最もタクシー代がかかったのは娘の七五三

1回の利用で最も高額だったのは、娘の七五三の日に利用した3,900円でした。
この日は正装していたため、電動自転車での移動は難しい状況でした。
さらに、参拝した神社と食事をする場所が離れていたこともあり、タクシーを利用しました。
普段はできるだけ徒歩やバスを優先していますが、こうした特別な日には無理をせずタクシーを使うようにしています。

車を手放した後も「タクシーは高い」という感覚があり、最初は利用をためらうこともありました。
でも、必要なときだけ利用するようにした結果、1年間のタクシー代は15,000円でした。
レンタカー代|1年間で8,140円
車を手放してから1年間で、レンタカーを利用したのは2回です。
利用したのはニコニコレンタカーで、合計8,140円でした。
レンタカーを利用した2回の内訳
| 月 | 金額 | 利用した場面 |
|---|---|---|
| 3月 | 5,170円 | いちご狩りと公園へのお出かけ |
| 7月 | 2,970円 | 大きな不用品をリサイクルショップへ運ぶ・焼肉 |
| 合計 | 8,140円 | 年間2回 |
3月は、電車やバスでは行きにくい場所にあるいちご狩りと公園へ出かけるために利用しました。

7月は、大きな不用品をリサイクルショップへ運ぶ必要があったため、レンタカーを借りました。
その際には、家族で焼肉にも出かけています。
レンタカーは基本料金以外にも費用がかかる
2回のレンタカー料金に差があるのは、追加した装備の料金が異なったためです。
わが家が利用したときの基本料金は、どちらも2,420円でした。
1回目はナビとスタッドレスタイヤを付けたため、追加料金が2,750円かかりました。
2回目はナビのみを付け、追加料金は550円でした。
初めて利用したときは、こうした料金の違いをあまり意識していませんでした。
レンタカーを借りる際は、基本料金だけでなく、ナビやタイヤなどの追加料金も確認しておくと安心です。
※料金はわが家が利用した当時のものです。店舗や時期、車種などによって異なります。
わが家の近くには、自転車で行ける範囲にレンタカー店があります。
そのため、車が必要になったときだけ借りるという方法が、生活に合っていました。

レンタカーは1回1万円くらいかかるイメージがありました。
実際には、わが家の場合は1回約3,000〜5,000円で利用できたので、車を所有しなくても必要なときに借りればいいんだと感じました。
車なし生活1年間の交通費を月別に公開
車を手放してから1年間、毎月どのくらい交通費がかかったのかもまとめました。
| 月 | 電車・バス | タクシー | レンタカー | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 17,324円 | 900円 | 0円 | 18,224円 |
| 2月 | 2,244円 | 0円 | 0円 | 2,244円 |
| 3月 | 2,582円 | 0円 | 5,170円 | 7,752円 |
| 4月 | 4,826円 | 0円 | 0円 | 4,826円 |
| 5月 | 7,234円 | 1,000円 | 0円 | 8,234円 |
| 6月 | 14,159円 | 0円 | 0円 | 14,159円 |
| 7月 | 5,836円 | 0円 | 2,970円 | 8,806円 |
| 8月 | 10,120円 | 2,700円 | 0円 | 12,820円 |
| 9月 | 1,160円 | 5,200円 | 0円 | 6,360円 |
| 10月 | 2,860円 | 0円 | 0円 | 2,860円 |
| 11月 | 2,500円 | 3,900円 | 0円 | 6,400円 |
| 12月 | 4,084円 | 1,300円 | 0円 | 5,384円 |
| 年間合計 | 74,929円 | 15,000円 | 8,140円 | 98,069円 |
※月別表には駅の自転車置き場代2,000円を含めていません。駐輪場代を加えた年間交通費は100,069円です。
交通費が最も高かったのは1月
1年間で最も交通費が高かったのは、1月の18,224円でした。
1月は、冬休みの千葉への帰省やディズニーランドへのお出かけなどが重なりました。

車なし生活では、遠出をするたびに電車やバスなどの交通費がかかります。
そのため、旅行や家族のお出かけが集中する月は、普段よりも交通費が高くなりました。
交通費が最も安かったのは2月
一方、交通費が最も少なかったのは、2月の2,244円でした。
2月は大きなお出かけが少なく、近場で過ごすことが多かったためです。
わが家では、普段の移動に電動自転車を使っています。
そのため、遠出をしない月は、電車やバス、タクシーなどの交通費を抑えられました。
車なし生活の交通費は、毎月の移動距離やお出かけの回数によって大きく変わると感じています。
車を持っていた頃と車なし生活では、年間費用はいくら違う?
では、車を所有していた頃と、車を手放してからの1年間で、移動にかかる費用がどのくらい変わったのか比べてみます。

車ありの場合|年間維持費は約27.3万円
車を所有していた頃は、車検や自動車税、保険、ガソリン代、駐車場代などの維持費がかかっていました。
| 項目 | 年間費用 |
|---|---|
| 車検 | 約40,000円 |
| 自動車税 | 30,500円 |
| 保険 | 約40,000円 |
| ガソリン | 約84,000円 |
| 駐車場 | 約60,000円 |
| その他 | 約18,825円 |
| 維持費合計 | 約273,325円 |
車の維持費だけで、年間約27.3万円です。
さらに、車はいつか買い替える必要があります。
仮に200万円の車を10年ごとに買い替えると考えると、年間20万円を買い替え費用として見込む計算になります。
維持費と買い替え費用を合わせると、年間約47.3万円です。
※買い替え費用は比較のための仮定であり、実際に毎年支払っていた金額ではありません。
車なしの場合|年間交通費は100,069円
一方、車を手放してからの1年間は、電車・バス・タクシー・レンタカー・駅の自転車置き場代を合わせて100,069円でした。
| 比較項目 | 年間費用 |
|---|---|
| 車あり:年間維持費 | 約273,325円 |
| 車なし:年間交通費 | 100,069円 |
| 差額 | 173,256円 |
車を所有していた頃の年間維持費と比べると、車なし生活の交通費は約17.3万円少ない結果になりました。
さらに、仮に年間20万円の買い替え費用も含めると、その差は約37.3万円になります。
ただし、これらの金額がそのまま家計の節約額になるわけではありません。
【年間17.3万円の差額について】
今回の比較には、次の点に注意が必要です。
- 電動自転車の購入費や維持費は含めていない
- 車を所有していた頃と、お出かけの回数や移動手段が完全には同じではない
そのため、約17.3万円は車の年間維持費と車なし生活の交通費を比較した差額であり、実際の節約額とは異なります。
それでも、車を手放したことで毎年の固定的な維持費がなくなったことは、わが家にとって大きな変化でした。
車を手放して増えた費用・減った費用
車なし生活になってからは、移動するたびに電車やバス、タクシーなどの料金を支払うようになりました。
一方で、車を所有していた頃にかかっていた維持費はなくなりました。
車を手放して利用が増えた交通手段
- 電車・バス
- タクシー
- レンタカー
車を手放してかからなくなった費用
- ガソリン代
- 駐車場代
- 自動車保険
- 自動車税
- 車検代
- 車のメンテナンス費用
- 将来の車の買い替え費用

電車やバス、タクシーはその都度お金がかかるので、交通費がかさんでいるように感じることもありました。
でも、1年間で計算してみると、車の年間維持費より約17.3万円少ない結果に。思っていたほど交通費はかかりませんでした。
子育て家庭が1年間車なしで暮らして分かったこと
車を手放して1年間、4歳の娘と車なし生活を続けてみると、良かったこともあれば、大変だと感じる場面もありました。
車なし生活で良かったこと
- 車検や自動車税などの維持費がなくなった
- 電車やバスでの移動に慣れた
- 移動中に娘と会話する時間が増えた
- 歩く機会が増え、自然と歩く習慣ができた
- 車検やメンテナンス、買い替えを考える負担が減った
- 必要なときだけタクシーやレンタカーを利用できる
- 車の維持費に使っていたお金を、家族のお出かけや旅行に回せるようになった
特に良かったのは、車がなくても家族でのお出かけを楽しめたことです。
車を所有していた頃とは違う移動の仕方が身につき、娘と電車に乗ったり、歩きながら話したりする時間も増えました。
車なし生活で大変だったこと
- 夏の暑い日、特に娘の夏休み中のお出かけ
- 雨の日の移動
- 坂道の上り下り
- 荷物が多い日の移動
- 家族の体調不良など、急な移動が必要なとき
- 電車やバスの乗り換え
- 帰宅時間が遅くなったとき
特に大変なのは、天候や時間帯によって移動の負担が大きくなることです。
暑い日や雨の日、荷物が多い日には、「車があれば楽なのに」と感じることもありました。
また、この1年間で娘が大きなけがや病気をすることはありませんでしたが、夫が体調を崩して病院へ行く際にはタクシーを利用しました。
子育て中の車なし生活では、急な体調不良に備えて、タクシーなどの移動手段を確認しておくことも大切だと感じています。
車なし生活は、すべての家庭にとって便利な暮らし方ではありません。
それでも、わが家では電動自転車や公共交通機関を基本に、必要なときはタクシーやレンタカーを利用することで、1年間暮らすことができました。
車なし生活が向いている家庭・慎重に考えたい家庭
子育て中に車を手放しても大丈夫かどうかは、住んでいる地域や家族の生活スタイルによって異なります。
わが家は駅まで徒歩約25分、バス停まで徒歩約10分という環境ですが、電動自転車やタクシーなどを組み合わせることで車なし生活を続けています。

実際に1年間暮らしてみて、車なし生活が向いている家庭と、手放す前に慎重に考えたい家庭があると感じました。
車なし生活が向いている家庭
- 電車やバスなどの公共交通機関を利用しやすい
- スーパーや病院などに徒歩や自転車で行ける
- 必要なときにタクシーやレンタカーを利用できる
- 車の維持費や買い替え費用を抑えたい
- 普段あまり車を使わず、近場への移動が中心
このような家庭は、車を手放しても生活への影響を抑えやすいと考えられます。
特に、普段の買い物や送迎を徒歩・自転車で済ませられ、遠出のときだけ電車やレンタカーを利用できるなら、車を手放すことも選択肢のひとつになります。
車を手放す前に慎重に考えたい家庭
- 通勤に車が欠かせない
- 公共交通機関が少なく、最寄り駅やバス停への移動も難しい
- 保育園や習い事などへの送迎で、毎日車を使っている
- 家族で遠出する機会が多い
- 買い物の荷物が多く、徒歩や自転車での持ち運びが難しい
- 子どもの急な体調不良など、すぐに車で移動したい場面が多い
こうした家庭では、車を手放すことで移動時間や交通費が増え、かえって負担が大きくなる可能性があります。
ただし、これらに当てはまるからといって、必ずしも車なし生活ができないわけではありません。
車を手放す前に、通勤や送迎の方法を変えられるか、タクシーやレンタカーで代用できるかなど、具体的な移動手段を確認しておくことが大切です。
車を手放すか迷っている方は、まず普段の車の利用回数と年間維持費を整理してみるのがおすすめです。
わが家が車を手放す前に行った準備については、こちらの記事でも紹介しています。
まとめ|車なし生活1年間の交通費は100,069円でした
わが家が車を手放してから1年間に使った交通費は、合計100,069円でした。
内訳は、電車・バス74,929円、タクシー15,000円、レンタカー8,140円、駅の自転車置き場代2,000円です。
近場への移動には電動自転車を使い、遠出や家族のお出かけでは電車やバスを利用。必要に応じて、タクシーやレンタカーも活用しています。

車を所有していた頃の年間維持費約27.3万円と比べると、車なし生活の交通費は約17.3万円少ない結果になりました。
もちろん、車がないことで不便に感じる場面もあります。
それでも、わが家にとっては、必要なときに必要な移動手段を選ぶ暮らし方が合っていました。
車なし生活は、すべての移動を我慢して徒歩や公共交通機関だけで済ませることではないと思っています。
車を手放そうか迷っている方は、交通費だけでなく、車の維持費や普段の移動手段も含めて、ご家庭に合った暮らし方を考えてみてください。




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